修理=オーバーホール??? |
基本、クリアランスをきつめにするとこのような結果になる事が多いでしょう。
回転部分の組み付けに関しては、抵抗無く回転し、程よく内圧がかかるように
組みつけていかないといけません。エンジンの修理で、どこをどのように
組み付けるのかで、さまざまなエンジンができるあがるでしょう。
人それぞれ、理由理屈などあるとは思いますが、
自分は、常に研究しながら、金属疲労等も考えつつ、エンジンやトランスの修理を行っています。
一台一台、まったく違いますから、修理に頭を悩ませるのもありますし
すんなり組んでいけるものも、あるかとおもいます。
(人生山有り谷ありってやつです)
そんな感じで、分解したり組み付けてみたり、同じ作業の繰り返しをしています。
毎度おなじみの、純正コンロッドの修理です。(何台やっているかわからなくなってきました。)
続いてクランク組み付け
芯だし(いつも芯はほぼ0ですけど・・・)
ケースレースの交換(これがかなり大変です。)
カムブッシュの交換
回転防止のピンいれ加工
りーマー加工
カムギヤ合わせ
ケースラッピング
サイドスラスト調整(これは焼きついているので使いません)
組み付け
コンロッドアライナ
ピニオンの触れ点検(ここで、やり直しになる事が多いです)
別のケースのボディー穴修正
レース圧入
トランス修理(メインレースが回転していたため!!)
4速のスペーサーですが、これでクリアランスを保持します。
ベアリングいっぱい(44本)
レースの交換をするので、一旦仮組み!!(これでシム調整もしておきます)
ケースにレースを入れるときに水平に保持します。
圧入!!(斜めに入れたり、センターがずれると大変なことになります。)
一旦仮組み(メインシャフトとラインが出ているか?確認です。)
メインのサードギヤのシム(いっぱい)この中からベストなのを入れます。
カウンターギヤも同じ!!
メインシールを入れて完了
フレームの、ボルト穴を修正します。
ヘリサートをいれます。(これがよく失敗するので・・・)
ミッションを搭載して、B&Hの、シフター調整と行きましょう。。
つづく。
まーこんな感じで、作業を毎日しています。
よく修理の金額など聞かれますが、車体一台一台異なりますので、
お客様が、どこまでのものを求めているかにもよりますので、お答えできない部分もあります。
(かなり高額になるものや、低価格で収まるものや、車種によって異なります)
部品代が高額なものもたくさんあるので・・・・
皆さんご理解のほうよろしくお願いします。